翻訳者団体に入会する

翻訳の仕事を獲得するには、翻訳者団体に入会するのが有効です。以下の例でいうと、無料プランのある「Proz.com」以外は年会費が必要ですので、それぞれの特徴を見て自分のニーズに合った団体に入るのが良いです。

・日本翻訳者協会 [ https://jat.org/ja/ ]

会費(年10,000円、2年分一括払い19,000円)

入会すると「翻訳者を探す」というデータベースに自分の情報を掲載することができます。今年はコロナウイルス感染拡大の影響でイベントが延期されていますが、普段は翻訳者が集まるイベントなども開催されています。

ちなみに筆者はこのデータベース経由でいくつか案件を受注しています。

・日本翻訳連盟 [ https://www.jtf.jp/ ]

個人会員(入会費10,000円 年会費 10,000円)

入会すると個人翻訳者はJTFウェブサイトの「翻訳者リスト」に無料で登録できます。

その他、イベントへの参加や「ほんやく検定」の受験料などで優待が受けられます。    

・アメリア [https://www.amelia.ne.jp/userTop.do]

入会金:5,000円(税抜)+ 年会費:15,000円(税抜)=合計:20,000円(税抜)

入会すると翻訳コンテストやオーディションに応募できます。コミュニティで会員同士で交流することもできます。会員だけがアクセスできる「求人情報検索」のページがあり、検索画面から現在募集のある仕事を探すことができます。

また、紙の情報誌『Amelia』が毎月郵送で送られてきます。特集記事やコラムの他、トライアル課題も掲載されています。以前の課題に対する丁寧な解説も載っています。

・トランネット [https://www.trannet.co.jp/]

入会金0円、年会費11,000円、オーディション応募料3,300円(応募ごとの支払い)

出版翻訳オーディションを手がけている出版翻訳を専門にしている翻訳会社が運営する団体。オーディションに合格すると書籍を一冊まるまる翻訳するチャンスが得られます。

ちなみに筆者はこのオーディションをきっかけに以下の本を訳しました。

https://www.trannet.co.jp/auditions/view/529

・Proz.com [https://www.proz.com/]

アメリカが本社の英語サイト。無料プランあり。翻訳者のディレクトリに自分の情報を掲載できます。有料プラン(年会費$299)に入ると、有料会員限定の仕事情報にアクセスできる他、ImageTranslateというツールの使用料の優待などの特典もあります。