翻訳者を目指す人の中には、書籍を翻訳する出版翻訳者を目指す人も多いと思います。出版される書籍の翻訳者になるためには、
- 出版翻訳専門の翻訳会社による出版翻訳オーディションに応募する
- 未邦訳の原書を探し、「出版持込ステーション」に持ち込む
- TwitterやGoogle検索などで随時行われているオーディション情報を収集し、応募する
などの方法がありますが、このページでは出版翻訳オーディションについて説明します。
「トランネット」という出版翻訳専門の翻訳会社があります。こちらは年に数回「出版翻訳オーディション」を開催しています。
トランネットの会員になるには
年会費11,000円(消費税込)
オーディション応募料 3,300円(消費税込、応募ごとの支払い)
の費用が必要ですが、2019年4月以降は入会金が0円になりました。
ちなみに私は2015年にこの出版翻訳オーディションを通じて以下の書籍を翻訳しました。ここから翻訳者として、色々な道が開けました。
あなたも心理学者! これだけキーワード50 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2015/8/27
ジョエル・レヴィー (著)
オーディションに応募される方は、応募料を支払い、課題文を翻訳して、締切日までに【マイページ】から訳文を登録します。(締切日までの期間は、1週間~10日程度です。)
私の場合は、上記の本のオーディション締切の直前にトランネットの存在を知り、3日ほどで慌てて訳文を作成して応募しました。
応募締め切りから一週間ほどすると一次選考通過者が発表されます。その後さらに一週間ほどで出版社により最終選考が行われて最後の1名が選出されます。
本を一冊翻訳するのに2カ月ほどかかりましたが、その間トランネットの担当者がついてくれました。
自分の名前が載った本が出版された時は文字通り涙が出ました。
このオーディションに参加するまで私は出版業界とは全く無縁でしたが、今回縁あって訳書を出すことができました。
このような会社があることもぜひ知っていただけたらと思います。
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